RIAに冷水を浴びせるGumblerウイルス

新しい職場での仕事が忙しくて、Flexもしばらくいじっていないのですが…。

年末年始にかけて、新型インフルエンザ並みに猛威をふるっているGumbler(GENO)ウイルス。
会社の人からも注意喚起のメールが来ました。

このウイルスの特徴は、JavaScriptとの連携ができるブラウザプラグイン脆弱性を狙っている点。
Adobe reader, Flash Player, Javaなどの複数のプラグインを標的にしています。
そして、もうひとつの特徴はWebごしでウイルスが次々に改変される点。
セキュリティで考えると決して万全とは言えないRIAの動作基盤の信頼性を、ボロボロにする破壊力を秘めています。

その昔、ActiveXがセキュリティでがんじがらめにされてネット上での存在価値を失ってしまったように、RIAの自由度を低く押さえつけてしまうことになるかも知れません。
そうでなくとも、RIAの企業への導入のハードルは高くなるでしょう。
RIAへの置き換えが今の企業向けシステムの開発需要を支えているのだとすると、ITの景気回復はさらに遠ざかってしまうかもしれません。

まあ、自分それどころじゃないんですけれども。