VS2008とVS2010の共存

現実問題として、.NETは4.0よりも3.5、あわよくば2.0だけで使いたいという要望は企業ユーザーによく見られます。
そんな場合、C++/CLIを使ったアプリケーションは、VisualStudio2010だけでは作れなかったりします。

.NET3.5以前の.NETをターゲットにしたC++/CLIプロジェクトはV90ツールセットでないと作成できないのですが、VS2010だけではV90のプロジェクトをビルドできません。VS2008もインストールしなければいけないのです。

と、ここまで読むと、VS2008のVisualC++だけ追加でインストールすればよいのか、と思うじゃないですか。
でも、実際にVCのみインストールしてビルドすると、TRK0005とかいうエラーが発生します。
これは、VS2008のcl.exeへのパスが見つからないことを指しています。
VS2008のC#も一緒にインストールすると、解決されます。PATHに追加してもコンパイルは通るようなのですが、V100のC++プロジェクトを扱うときに問題が生じる可能性もあるので、やめたほうがいいでしょう。

ちなみに、VS2005はツールセットの概念がないので、同時にインストールしてもVS2010上でのコンパイルができません。VS2008を用意しましょう。

・・・つうかさ。

もうちょっと、コンパイル環境って何とかならない?
VC++6.0使いのお年寄りには、そろそろ辛いよ。