Arduinoに手を出す
ものすごく久しぶりの更新ですが、別にモノづくりを引退していたわけではなく。
本業が忙しくて、かつあまり刺激がないために、ちょっとばかり世をはかなんでおりました。
だってすでに何年もろくにメンテナンスされてないSDKで開発しても限界は見えてるし、うまく動かないのもたいていSDKのせいだったりするし、新しいプロジェクトは商売上却下されそうだし。
そんなわけで、在宅でいい加減取り返しがつかなくなりつつあるおなかを眺めながら「45歳を過ぎてもPGを続ける意味があるのか?」などと考えては、思考停止してたつき作品を繰り返し鑑賞していたりしたわけです。
そんな自分が、1年前にちょっとだけ手を出したのがラズパイ。
Linuxもそれほど抵抗あるわけじゃないし、小さなデバイスが操作できるってすごいじゃん。そんなことをあきばお~の前で夢想して(なぜ秋月や千石でないのか…)買ってみたのです。
そしていくつかの実験キットを試してみて、出てきた感想。
「OSまで面倒見るのが面倒くせえ…」
そう、プログラミング環境にLinuxが入ってくることに、我慢がならなかったのです。2台も買っておきながら。
そして時は過ぎ、仕事はまたも佳境に入っておりました。それなりに仕事も評価され、何とかこれで給料しばらくもらえるかな、くらいに思う一方で、やっぱりSDK頼みの開発の実態は変わらないわけです。世間は機械学習だのクラウドだのと言っているのに、いまだにC++/CLIでSDKをブリッジし、なんでそんなにメモリ食うんや…という処理に悩む日々。つまらん、本当につまらん。
そこで出会ったのがArduinoなわけです。
結局プログラミングするのは単純なマイコンだし、使えるパーツもラズパイとほぼ共通。なおかつ、起動にほとんど時間がかからず、省電力で、SDカードを使わない。
なにより、Arduino自体をチップに一体化したモジュールがけっこうあって、組み込みPCライクな見た目にならない。安く専用ハードが作れる。これはイイ!
そんなわけで、しばらくArduinoの初心者向けエントリを少し書いていきたいと思います。酒入ってるけど。