Moxie移行の際のDataGridの挙動の違いについて

まだベータではありますし、移行するひともまだまだ少ないとは思いますが、覚え書き。

Flex3には新たなDataGridとしてAdvancedDataGridが用意される予定ですが、
現行と互換性のあるDataGridも、ソースレベルでかなり変わっているようです。
移行した際に確認された問題点は2つ。

1)行のインデックスがひとつずれる
これは、従来のFlex2ではヘッダ行を1行としていたのに対し、Moxieではヘッダ行を含まない仕様となったようです。
AdvancedDataGridではヘッダ行の結合などができることになっているので、そちらの仕様にあわせたと思われます。
直しておかないと、当然のように境界値テストで引っかかります。気を付けましょう。

2)headerRendererにチェックボックスなどフォーカスを持つコンポーネントを置くと、クリック時にエラーが発生する
製品版では直ると思いますが、ヘッダのコンポーネントにフォーカスインのイベントハンドラが反応してしまい、ぬるぽで落ちます。
当方では3ステートのチェックボックスつきデータグリッドを作成していたのですが、HeaderRendererにチェックボックスを置いていたためこの症状がでました。チェックボックスのフォーカスをオフにしただけでは解決せず、結局Imageに置き換えました。

あと、Moxieに変更した際に挙動が変化した部分。
従来のボタンは[upSkin=""]としてやることで、枠のないアイコンのままのボタンにすることが可能だったわけですが(え?知らない?)、今回はそういうごまかしがきかない模様です。

[2007/09/15追加]
どうも、upSkin="mx.skins.Border"とするのが一般的みたいですね。